鳥衝突日本委員会

「バードストライク」とは

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鳥が人口構造物と衝突することを一般的にバードストライクと呼びます。この構造物が固定のものであっても、動体であっても、どちらの場合にも発生します。それは鳥が動いているからです。たとえば、建物の窓や屋根の一部に透明なガラスなどが使ってある場合には、ときどき衝突するのが見られます。そのために、窓に鳥やその他の影絵を貼って、そこに物体があることを示しているのを見ることがあるでしょう。

構造物が動体である場合には、その衝突痕を見ることはあまり多くはありません。走行中の車や列車などでかなり発生しているようですが、それほどの惨事に結び付くことが少ないせいか、あまり大きな注目は集めていません。

最近問題になっているのが、風力発電用の羽車に猛禽類が衝突することで、貴重な野生生物が失われることから、環境問題の一つとして問題視されています。風車の羽はゆっくりと回転しているように見えますが、その大きさが数十メートルと大きいために、先端のスピードは車や列車の走行スピードと同程度になっているために、鳥が衝突するようです。
このホームページで対象としているのは、鳥と航空機との衝突 ―バードストライク― です。航空機には通常の飛行機とヘリコプターが含まれます。民生用と軍用の航空機で、同程度の頻度で発生していますが、管轄や空域などの違いから取り扱いも別個に行われています。ただしBSCの活動では区別はありません。

大きな事故ばかりが報道されていますが、表立った被害の小さな規模のものが多数発生しており、安全運航・定時運行や空域の安全管理などに対して大きな障害となっており、民間航空の経済性に大きな影響を与えています。

このバードストライクの発生に関しての情報窓口としての活動は、「BirdStrikeCommittee 鳥衝突員会」という名称で世界各国で展開されています。委員会という名称が使われてはいますが、ほとんどが民間団体で、多くがボランタリーな非営利活動組織(NPO)として活動しています。 日本でもその窓口を準備するために、本ウェブサイトが用意されました。

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